Plan 9 について version 0.90 March 22, 2002

Release 3のはじめに

さて皆様も御存知の様にある事情でここの文章を大きく書き直す必要が生じました。 それは忘れもしないJune 7にPlan 9の新しいバージョンが発表されたためです。 それもオープンソースでの発表となりました。ついでにlogoマークも出来ました。 Glendaちゃんです。

オープンソースをめぐってはPlan 9のメーリングリストでも(これはそのまま自動的に comp.os.plan9にもフィードされています)結構議論されたりもしていますが、私はその 議論はとりあえず必要なかろうと思いますので、ここでは取り挙げる気はありません。 この理由については、TransTechに書いたのと同じ気持からです。

オープンソースになりましたので、これまで以上にPlan 9を触って見たいと思う 人は多くなると思いますが、これはLinux等とは全く異なる考えでの配布になっています ので、とりわけ初めてPlan 9に触れる人には注意が必要です。
Linuxを使っていた人が最初に感じるのはきっと『Plan 9の関係者は不親切だ』との感情 でしょう。こう感じたらきっとあなたはPlan 9には向いていませんので、Linuxを使い 続ける事をお勧めします。これは何故かと言うと、Plan 9は多くのユーザの獲得をめざ して開発されたOSではなく、将来のOSの理想像を求めて研究されているもので、もちろん 結果として多くのユーザに恵まれれば開発者達の喜びとなりましょうが、それ自身が目的 ではないからです。

こういうPlan 9をそれと知って使いたい人は、 まず最初にhttp://plan9.bell-labs.com/plan9distへ行って、そこにあるSupported PC Hardwareと言うドキュメントを読んで、そこにリストされているハードウェアを揃える 事から始めて下さい。それ以外のハードウェアを使いたいとメーリングリスト等で聞いても、 それにはたぶん答えはないと思います。もちろん自分でそのハードのドライバを書くと いうのであれば、大いに相談に乗って貰えると思います。次にどこそこのソフトを Plan 9に移植したいがどうしたら良いか?と言う質問にも、たぶん冷淡な反応しかないと 感じるでしょう。これも同じ理由からで、開発者達はそのことにあまり興味がないのが 普通です。ただしどうしても必要なものがあって、それらのためにapeというportingの 為の環境が用意されていますが(例えばghostscript)、これも使用は推奨されていません。 その代りPlan 9独自の特徴ある機能を生かしたアプリケーションの開発は大いに推奨され ます。ですからPlan 9上でアプリケーションを開発したいと思う人は、この事を良く理解 の上で、誤解のないように心がけるのが良いと思います。(September 13, 2000)



最近英国の会社からPlan 9のCDROMが出ています。http://www.vitanuova.com/です。 このCDROMはなかなか良く出来ていて、マウントして内部のファイルツリーを直接見る事が 出来ます。入っているのはJuly 29バージョンで、現在の所最新の物です。またこれには Plan 9用のInfernoも同梱されているので、これをインストールして見るのも面白いで しょう。私の所では、このCDROMとマニュアルがセットになったBoxと呼ばれるものを 購入しました。本になったマニュアルは通して読むには良いと思います。

尚、Plan9.FAQがSteve Kotsopoulosさんによって作られていて、http://www.fywss.com/plan9/plan9faq.htmlに置かれています。これには Release 3とRelease 2の両方が含まれています。(September 25, 2000)

もう一つ面白い実験がRuss Coxさんによって始められました。 Wiki(http://plan9.bell-labs.com/wiki/plan9) というサーバで普通のweb browserでアクセス出来る双方向性の情報交換用のweb pageです。 ここでは誰でもweb pageの更新が可能です。これは従来上に述べたFAQだとか、 plan 9のメーリングリストでの質問に答えるのに小数の人達に過度の負担がかかるのを 防ぎ、多くのユーザが互いに助け合おうという主旨によるものです。Acmeからのアクセス も可能でそのためのclientプログラムがRussさんから提供されています。これは通常の plan 9のWeb pageのdownloadページからアクセス可能です。(February 1, 2001)

今回の新しい事はPostgres4.2に含まれているmonitorプログラムをPlan 9用に移植した 事です。本来Plan 9でどのようにDBMSをimplementするかというのは、大きなテーマだと 思いますが、またそのために誰かがひょっとして働いているかも知れませんが、私達と しては、これ以上待てませんとの見切り発車です。

ここに取りあげたサンプルプログラムの内、ArtとcalcはPlan 9でのグラフィック プログラミンングの例として、jishoとpg9monはネットワークプログラミンングのクライアント プログラミンングの例と考えて戴ければ良いと思います。jishoは中でももっとも簡単 ではあるが、完全な機能を有する例となっていますし、pg9monはかなり複雑なプロト コルを含む例となっています。ktransは言うまでもなく、日本人には必需品です。 (October 10, 2000)

Release 3になってゲームもなくなってしまったのでちょっと寂しいと感じています ので今回はRelease 2に含まれていたplumbというゲームを移植しました。ただし、 graphicモデルが変更になった事にともなって、reserviorの扱いが元の版の様には 行きませんでした。もっともこれももっとちゃんとインプリメントすれば可能ですが、 この状態でもゲームを楽しむ分には不都合はないので、今回はこのままとして置きます。 (February 23, 2001)

日本語関連の各種のフォントを作りましたので、これを使って日本語pdfファイルの出力例を 出してみました、Section 45です。ここでは単にフォントを追加したのみで、page(1)、 ghostscript(1)は標準のままです。
(April 5, 2001)

今回は鈴木嘉尚君による新しいGUI calcプログラムの発表です。これはRob Pike氏による新しいcontrol(2)ライブラリを使用したもので、concurrent programming技法に基づいています。なお、比較の便利さを考慮して従来のevent-driven法によるプログラムも同時に置いてあります。
(July 9, 2001)

あなたはこのPlan 9ページへの第番目の訪問者です。(from Sep. 12, 1997)

						July 9, 2001
							岡本健二




INDEX

You may also want to get ktrans-jisho from here. Section 17 below shows you it.





地学第6のホームページへ